伊勢旅行始末記2


伊勢に予定時刻より遅れること1時間で到着し、放置してしまったM島氏と合流し、男3人まず伊勢市駅前にある外宮に繰り出す。ここは豊受大神を祭る神社で、内宮の天照大神と並んで伊勢神宮の主神である、外宮を回り内宮を回るのが伊勢の正しき姿であるが皆知らずに内宮へ行く、それでは伊勢を参ったことにはならんと宣言しておく。


人少ない外宮を周り、内宮へバスで移動する。内宮へ着くと雨がパラパラ、もはやこれまでかと思うがなんとかかんとか天気はもってくれた。


で、内宮に参る前に、伊勢の至宝ともいえる銘菓「赤福」を食す、ついでに夏限定の「赤福氷」も食す、伊勢が口の中に広がっていく。しかし赤福氷は甘い、甘いのが苦手な人はどちらか1つにしたほうがいいかもしれない。


内宮を参る、さすがに広い、歩いているだけでくたくたになる。とりあえず正宮に着いて祈る、何を祈ったかはおしてしるべしである、世界平和とでもいっておくか―


再び赤福の店の周辺「おかげ横丁」に移る、食い倒れの旅のスタートである。伊勢うどんを食べ、サザエを食べ、みたらしを食べ、もう食いたい放題である。大吟醸までぐいのみで一杯やってしまった。へろへろになる、うまかったので今思うと買えばよかった―


楽しむ中嵐は確実に迫ってくる、夫婦岩まで行こうか思案するが台風が怖いので伊勢市駅までタクシーで撤退する、この道40年のタクシーの運ちゃんから伊勢湾台風の時の話を聞く。伊勢市駅に着くと運よく電車が来ているので飛び乗る、ぐたぐたしゃべってるうちに亀山へ、ここで奈良方面へ抜ける主将たちと別れる。1人名古屋方面へ、つかの間の小旅行を終える―