卒論逃亡記


卒論というものがある、法学部にはないらしい、アイツら何の為に大学行ってたんだと愚痴の1つも吐きたくなるがそんなことをしても何も得られない、得られるのは焦りのみである、ガタガタ言う暇があったらキーボードを叩くべし。


地方議会について書いているのだがどうも掴み所がない、うまくいけば一気にかけることが多いのだが、今回はどうもうまく行かないらしい、七転八倒、書き直し書き直しである。特に地方議会の議員立法について書いているのだが実例が少ない、加えて地方議会議員ってのはどこまで専業でやってるかわからないところがあるので、そんな活動まったくしていない議員もいる、だからこそ地方議会のケツ引っ叩いて議員立法をやらせることで議会活性化の方策を探る、というのが卒論の論題なのだが、なぜか崩れたジェンガみたいに理論がぐらぐらしてやがる。


あーでもないこーでもないとくだを巻きながら書いているうちに、季節はつるつると過ぎていってはや11月が目前である、寒い季節がやってきた、体も寒いが心も寒い、独り身には堪える季節である。奇跡の大逆転ももはや絶望的な気配を見せているので、せめて旅行ぐらいはとえっちらおっちらバイト、しかし体育祭の打ち上げですっかんぴんになること間違いなしだ。楽しみといえば本を読むことぐらい、今日は『殺×愛5』という『エヴァ』に始まるセカイ系が成熟しきって『最終兵器彼女』なり、その後腐敗もとい発酵が進んで濃厚で独特な味を醸し出している作品を読んだ、バリッバリというかヌメヌメしたくらいの恋愛モノだ、寂しくなるどころか怒りがこみ上げてきた。


卒論と部屋の掃除に疲れて昼寝をすると、高校時代の友人が上から落ちてきて押しつぶされて圧死する夢を見た、どんな夢だと突っ込みをいれて萎える、卒論の作業を継続する。逃亡記というが全然逃げていられない今日この頃である。


明日はまたも日雇いアルバイトである、しかしなんだかえらい雨だ、ううう行きたくないな。