日本シリイズ夜話

今日あたりから日本シリーズらしい、全然知らんかった。野球に対する興味は近鉄バファローズ解散の後からすっかり薄れてしまっている。オリックスはどれだけバファローズを冠してもオリックスだし、楽天は近鉄の持っていた泥臭さとは無縁だ、スマートで弱い、情けない球団である。

自分に日本シリーズとは、あの北川の満塁ホームランに始まるヤクルトとの戦いに他ならない。その１回しか近鉄の日本シリーズは見たことがない、それぐらい優勝に恵まれない弱い球団だった。そうであるが故に愛着は一塩であった、中日ファシズム荒れ狂う名古屋都市圏において、近鉄は存在も霞のような弱小球団である、日々罵られながらその恥辱に耐え、ドラゴンズが弱い時はドベゴンズと嘲った。福留なんか大嫌いである、ついでに言えばデーブ大久保も嫌いだ、定岡に至ってはもう顔も見たくない。皆々近鉄を侮った一門である、福留は少し異なるか。

何はともあれ、今日は日本ハム対中日である、パリーグ党として日本ハムを応援するとしよう、日本ハムも久方ぶりの優勝なはずだ、近鉄と違い北海道という地盤を得て本当に羨ましい。

自分の野球に対する思いは、近鉄と一緒に心中しているのである。

願わくは、近鉄の選手が戦う日本シリイズを今一度見たかった―