『司馬遼太郎が考えたこと3』司馬遼太郎著 新潮社刊


少し本を読むペースが落ちた、早ければいいというものではないのでいいのだが、ということで3巻について紹介していこうと思う。


新撰組や竜馬についての著作の後、この時期は長岡藩の家老である「河合継之助」を描いた『峠(全3巻)』が連載されている時期である。やはり明治維新に関する話が多い、明治維新にゆかりのある土地を紹介していった作品群である「維新こぼれ話」や、幕末の人々に対する思いが多く記されている。


この時期から日露戦争に関する記述が少しずつ増えている、結構調べたがまだ書くには自信がないようなことをいっているエッセイが多い、これがどう『坂の上の雲(全8巻)』に繋がっていくのか見物である。


河合継之助に興味を持った『峠』を読んでみようかと思う。