特別なことは誰に起こるのか―


てるてるあした』というテレビ朝日系列ドラマが今日終わった、なぜかこのドラマに遭遇することが多くて、ボーっと見ている間に最終回を迎えた。


一つの下宿を舞台にして起こる数々の出来事、平凡な人生に飽きていた少女が、下宿で様々な人と生活していく中で変わっていく姿。特別なことは特別な人にだけ起こるのだと、そう思っていた少女が、自分の人生は、あの下宿で過ごした期間は少し特別だったのではないかと思った瞬間、人生は何かが変わった。


それは自分にも言えたことで―いやでいやで仕方がなかったこの寮での生活がいつの間にか血となり肉となり、ただ何も恩返しはできていないけれど、いつかはと思ったりする。特別なことは特別な人に起こるのではなく、誰にでも起こることだと、この寮に住んでみて思ったりもする、素直に最近は寮に住んだことを幸せに感じる。


爺になったら、下宿でも経営してみようかと思っていたり―