雨降って


夕方になる少し前、途端に雲行きが怪しくなり、正に真夏のような雨が降った。普段なら、ああ雨なんか降りやがって、布団も干せない、洗濯物も干せない、と嘆くところだが今日はそうでもない。


涙雨か、清めの雨か、そんなことを考える。


NHKと朝日を受けた日はもうひどい雨で、帰り道試験会場の明治学院のキャンパスから白金台の駅まで相当走った覚えがある、一緒に受けにいった先輩と、涙雨ですねえ、と話した覚えがある。今日も涙雨かだったのだろうか、まあ中日新聞受けてる人はそこまで多くないので、そういうわけでもないのか。


人は日々その心情を天気に託します、清めの雨だったり、涙雨だったり・・・そろそろ涙雨だなと寂しく思うのを止めて、新聞社に受かった祝福の雨だと思いたい。


雨は心情によって表情を変える。