なんとなく新聞批評


落っこちているのでどうにもこうにもだが新聞をこれだけ読みまくってきた期間もないので各紙何が面白いのかいろいろ言ってみようと思う。


朝日新聞は「教育」に関する記事が断然面白い、他のところについては没個性的な部分も多いが「教育」については「中高一貫校の今」や「非常勤講師」に関する特集はなかなか目を見張るものがあった。それに関連して「分裂にっぽん」の子どもの視点からという教育現場についての格差社会考察はなかなか面白かった。後は「週刊アジア」等のアジアに関する記事も面白い、アジアばっかという批判もあるが、身近な人々について知らないことも多いのでアジアに興味があれば読むといいと思う。夕刊の人脈記も良かった、平和や野球等1つの事柄についての多くの人々の交わりが語られており、面白い。


毎日新聞は「記者の姿」が見える。「記者の目」や「現場発」等各種コラムで記者の生の意見が率直に語られていて面白い、ともすれば感想だけになってしまう可能性もあるが、そうなっていないところが毎日記者のレベルの高さだろう。「団塊の世代の明日」や「縦並び社会」等の特集記事も、他紙よりも非常に丹念で深みがある、しばらくして必ず読者からの意見が大きく特集されるのが良かった。コラムが多く読み安さは一番、特に夕刊は安い情報誌として読めるので、新聞を読むなんて爺臭いと言わずぜひ読んでほしい、暇潰しには最高であると思う。一週間で「恋」「歩」「食」等テーマが変わっていくのであきることもないのが良い。


東京新聞は「日本一の地方紙」だろう、東京のささやかな話題を取り上げて、全国紙とはちょっと違う面白さがある。番組欄が真ん中にあるのも特徴的だ。特報のところは毎回全然違う視点で様々な問題に切込みが入っている、他紙だと日曜版にありそうな面白い記事が毎日入っているのは読み応えがある。後、東京新聞産経新聞と並んでワンコインで買える、ちなみに夕刊は40円と逆にめんどくさい値段となっている。


暇つぶしなんですが、新聞って面白いから読んでみてくださいということです。