『銀盤カレイドスコープvol.6〜ダブルプログラム〜』海原零著:集英社刊


アニメ化、漫画化、そして最近のフィギュアスケート人気にものって結構絶好調な作品であると感じております、今回もよくできた作品でした。


絵を描いているのが、その方面っつーか美少女絵描きとして非常に有名な方なので、自分みたいな半分中年のような顔した・・・いや自分で言うと辛いんですが、が買うのはちょっと勇気が要ります。絵柄はそんな感じですが、内容はスポコンですね、登場人物たちの背景もそれなりに描かれていて読み応えはあります。


今回は副題のとおり、主人公のライバルとなった二人のスケーターの半生を主人公に絡めて描いていています。


一人は幸運な出会いより。


一人は生まれながらの運命により。


スケーターとしての歩みは違いながら、奇妙に交錯し、共通の壁に直面します。その壁、ライバルとの対決は二人にどのような結果をもたらすのか、様々な心情絡みあう複雑なそして読み応えがある一冊です。