芥川龍之介と厳冬
昨日で無事今年の授業が全て終了しました、年が過ぎるのは早いものだと年寄りみたいなことを言わざる得ないのが今の心情です。枯れるには若すぎるので枯れるわけにはいきませんが、来年からバリバリ働けるように気合を入れていかねば…とりあえず授業終了と卒論の検討を祈って元主務殿の部室で酒を飲む、缶ビール三本くらいでしたがなかなか良き宴でした。
変哲のない日もまた良き日かな。
読書は瀬尾まいこ『天国はまだ遠く』ハセガワケイスケ『みずたまぱにっく』を読み終わりまして、続いて野村美月『文学少女と繋がれた愚者』に入りました。『文学少女と…』シリーズは様々な文学作品を使用して物語が展開していくので、本好きには物語を楽しみながら名著の紹介も楽しめる中々お得な作品です、主人公の心情がウジウジしているのが気に食いませんが。加えて言えば表題通りに、芥川龍之介『戯作三昧・一塊の土』も引き続き読み進めている次第です。「秋」が切ない恋愛話で良かったですね、そういう解釈じゃないのかそうなのかどうか不安です。「開化の殺人」も良かったです、芥川龍之介がこれだけ恋愛を使っているとは知りませんでしたね。名作もなかなか面白いじゃないかと思う日々です、当たり前ですが(笑)
『文学少女…』で使用されていた白樺派も気になってきました。年末は名著をいろいろ読んでいこうかな、と考えている次第です。橋本紡『空色ヒッチハイカー』も年末のお楽しみにする次第。