12月15日という日


12月15日が何かあるのか、というとそうではなくて、寮に住んでいた同期が始めて正式に退寮していく日なのでそれなりにやっぱ感慨が深い気がします。自分は2ヶ月ぐらい先になるので、どんな気分になるのかわかりませんがやっぱり嫌だ嫌だといいながら住んできた分、いろいろ思うこともあるんでしょう。


追いコンに出るまでは日雇いアルバイトに身を投じ、コピー機の配送で品川から自由が丘辺りを東奔西走しておりました。ドライバーは気のいいあんちゃんでしたが、注意を受けたりそれなりに勉強になった気も、このドライバーには気をつけろ!というのも教えてもらいました。どハマリみたいば日雇い派遣なのをいいことにキレまくるドライバーもいるようです。


メンドクサイのでここ最近の読書をまとめると『硫黄島に死す』城山三郎著『沙中の回廊(下)』宮城谷昌光著『蜘蛛の糸杜子春芥川龍之介著といったとこでしょうか。『蜘蛛の糸杜子春』は今日バイトの合間に読みましたがやはり「蜜柑」と「杜子春」が良かったですね、この作品集はあまり重くない童話的な話が多いので初めて芥川を読むならいいかもしれません。『沙中の回廊』は士会が亡命先の秦から晋に戻り、いよいよ宰相へ昇りつめていく過程が描かれています。時の覇王である楚の荘王との攻防は見所ですね、最期の方に幸せと生き方についての名言があるのでぜひ読んでみてください。『硫黄島に死す』は内容が重いですが、戦車舞台を率いた西中佐の作品は学校帰りの山手線で震えるほど感動しました。今やってる映画とどちらが感動できるか…新聞に意外と辛い批評が載ってたのもあり、この作品を読んだのもありで、冷静に作品を見ることができそうです。


明日は卒論やって杖道の納会です。