我が出納帳


金銭について悩まず生きたい、だが金銭がないと何もできない。そんなジレンマに悩まされる日々である、昨月はできるだけ支出を押さえ込んで生活したが、飲み会にも行かず好きな本屋巡りもせずにいると何を楽しみに生きているかわからなくなってくる。


んで飲み会に2回ほど出たわけだが、我が出納帳はすぐさま破綻をきたす。


アルバイトを定期的にすればいいわけだが、来年働くというのに自由な時間を900円くらいで売り払うのは癪である、しかし売り払わなくても本を買う金がない。本なんて図書館で借りればいいじゃんと思うだろうが、自分は本屋で新刊を本を物色し、何かを感じて買って面白かった場合の、なんていうか、たぶん的中感みたいなものが好きなので図書館ではいまいち魅力にかけるのだ。アトからその本が話題になってくると前々から知ってたんだぞ、という気分も何だかよい、これは売れる、と商品を買い付ける商人のような感覚かもしれない。


仕方なく日雇いアルバイトや進研模試の祭典に精を出すわけだが、こんなことになるならもっと暇だった1年の頃にガツガツ稼いでおいて悠々自適生活すれば良かった、と愚痴の1つもいいたくなるわけである。


内定先から久しぶりに連絡があった、1年目は東京勤務の神話は崩れつつあるようでいきなり現場を走り回るハメになりそうな気配がしてきた、モラトリアムが終焉する緊張感は財布に対する緊張感とリンクしている。