通信社英語難しすぎ・・・そしてなぜか和算


本日は午後から時事通信社筆記試験を受けました、天気もいいのにまた筆記か、そんな憂鬱な気分にもならず、幾分さわやかな風の中、いい気分で試験を受けることができました。会場は東洋大学白山校舎、綺麗でキャンパスって感じしてましたね、周りの風景も落ち着いてましたし。


一般常識は余裕で、ただNTT絡みの問題が解けませんでした、どことどこの会社が合併したとか、これは盲点でしたね、後は予想通りの問題ばかりで、もう慣れっこです。靖国神社絡みの問題なんて何回解いたかわかりません、A級戦犯の名前はすべて言えますし、戦時中に役職まで言えます、武藤章は開戦時の陸軍軍務局長、松井石根は中支那派遣軍司令官・・・もう止めましょう知ってても何の意味もない。


作文は「格差」でした、朝日の時は皆格差だ格差だと叫んで「仕事と倫理」をぶち込まれ、真面目に勉強してた奴とヤマを張っていた奴の格差が出たわけです。早めに書き終えたんですが、よくよく思うに論文になっちゃったかなと少し後悔、作文はもっと自分出していってもいいんですよね、ぶっちゃけ体験談でもいい、論文は逆に論理的に絶命がつきさえすればいい、どちらが得意かは人によりけりでですが。自分はどっちでもいけるくちですが、やっぱ作文の方が楽ですよね・・・


英語はもうきつかったです、英文和訳は結構いけましたが、和文外国語訳はもう白旗です。ちなみに「英訳」じゃなくて通信社は「外国語訳」なんです。英語でもフランス語でもドイツ語でも中国語でもいいんです、英語より他の言語でできた方がポイントは高い気がしますが・・・「消費者物価指数」なんてを英語で書くのすら難しいのにドイツ語でどうやって書けと、中国語ならまだしも・・・書けませんが。


全然話は違うんですが、その試験の休みの合間に読んでいた小説に和算の話が出ていました。和算って何か、関孝和だったかな、発微算法とか、日本史やった人なら覚えたはずです。日本で発展した数学のことです、物語の中の一部に使われているんですが、これが面白い、いや問題がじゃなく言い回しがです。


「今、図の如く、外径内に甲乙丙丁戊円径各一個を容れたる有り」
「双円交わらず」
「其の距を問う」


意味もわかりますし、何のこともない文章ですが、日本語独特の言い回しの美しさが出ている気がします。昨年夏のゼミの論文で町村総会という制度を調べに箱根までいったわけですが、その時もこういう表現に多く出会いました、それは議事録でしたが、墨書きで、和綴じで、非常に趣の有る文章でした、知らない人がみたらたぶんゴミ以外の何ものでもない。


高校の先生に、大学で歴史や文化に関する研究をしたいと言ったら、止めておけ金にならんとやんわり言われましたが、今思うとやってみてもよかったかなと思います。古文書みたいなの発見すると手にとって、すごく嬉しくて幸せになる感覚は未だ残っているもので・・・


今度そういうのに挑戦してみようかなと思う次第です。