映画『男たちの大和』


あ〜寒かった、とりあえず寒かった。さすが築50年である、隙間風がビュービュー吹き込んで来ているのかとりあえず寒かった、食堂にガタガタ震えながら進んで、副寮長さんと会話しながら食事、まだ30人くらいは帰ってきていないそうで・・・俺もバイトがなけりゃゆっくりしてたよ。こっちに来ると現実が見えるから困る・・・


そんなこんなで『男たちの大和』を少しレビュー、まあ60点というかなんというか。戦争映画というか昼ドラみたいな戦争ドラマでしたわ・・・昭和の風景、木炭車走っているとか大和の中での生活とかそのへんはよく書かれていると思うんですが。肝心の戦争シーンが戦時中の白黒映像を使って経過を説明することが多く、興ざめ、時たま入る現代のシーンがさらに興ざめ、最後の戦争シーンも大和最後の死闘と銘打ちつつも一方的にやられっぱなし、事実そうなんでしょうが・・・あまりにも淡白で、もう少し艦橋が知恵をひねったりする感じがほしかった。史実でもあんな感じだったんでしょうけどね・・・全体的に期待していた戦争シーンが最後しかなくてなんだかなあ・・・という感じだったんです。うまくレビューできずごめんなさい、何を訴えたかったのかよくわからなかったんですよ・・・


確かにぐっと来たシーンもあったんですが・・・ヤフーのレビューを見てみるとやたら評価が高くてそこまでか!?と言いたくなりました、描き方がタイタニックと一緒だと鋭い指摘をしている人がいてたいしたもんだと思った、皆がここまで評価するこの映画の今後をもう少し見守ってみたい気がする。


誰をどう描きたいのかはっきりしていなかった。長嶋一茂みたいにあんな特攻前の船の中で敗戦思想語りますかね?たぶん刺されますよあんなことしゃべったら、特攻に行かなかっただけで軍刀を突きつけられたりした時代なのに、戦争についてよしわるし、こういう映画を批判すると死んだ人たちをないがしろにするのかという論議はとかくよく聞きますが、戦争の時代に生きてもいない自分たちがあの戦争は正しかったとかなんとか、あの死は美しい死だったとか述べるのは限界があると思います。


最近すごいナショナリズムむき出しな人々が多くてげんなりしてきている今日この頃、務めて冷静によきはことはよく、わるきことはわるく、しっかり冷静に感情を入れることなく歴史を見つめていきたい、そう感じます。あの戦争はなんだったのか、お涙頂戴映画でゆがませてほしくないもんだと思う次第。


あ〜何かいてるかわかんなくなってきた、とりあえず『男たちの大和』言うほど期待するなということです、やすっぽいメロドラマ見たいなら見に行きなさい、必ず欠伸がでます。


今日は夕方からバイトでありまして・・・昼間は何をしようか考えているところです。