最近読んでいる本の紹介


本当は六法とか読んでるのがいいはずなんですがね・・・。自分に本を読むのは、「空気を吸う」のと同じようなもんで、やめられません。最近百冊近く処分したのに本棚が一杯ですな。今日も予備校帰りに2冊買ってきてしまった。


買ってきたのは『あのスローカーブをもう1球』『122対0の青春』の2冊


『あのスローカーブをもう1球』は昔読んだことがあったんですが、たまたま書店で見つけて懐かしくなって買ってしまいました。感想は後ほど・・・


『122対0の青春』は高校野球をやってたり興味があった人なら知っているかもしれないできごと、夏の甲子園青森県予選で122対0というとんでもないスコアの試合があったんです。その試合の経過、選手の思い、関係者の思い、そしてその後・・・単なる弱小野球部のお話といえばそれまでかもしれませんが、何か暖かくさせてくれる、そんな物語のように感じます。ブラウン管で見るプロ顔負けのプレーだけが高校野球じゃない!そう思わせてくれる1冊です。


ちなみに最近読んでみてオススメなのは『半分の月がのぼる空


ライトノベルですけど・・・魔法だか冒険だかって感じじゃなくて、物語の世界は今の日本といたって普通、しかも舞台が三重県伊勢市ときた(笑)出てくる固有名詞にしても自分には馴染みが深く「赤福」とか「外宮」「内宮」とか「伊勢高校」とか・・・三重県丸出しですね、作者が三重県伊勢市出身なので。


ストーリーは「病院に入院した少年が難病の少女に出会う」というありがちなものではありますが、様々な個性的なキャラクターを配しつつも、それに頼ることなく、少年と少女の交流を中心として、寂れた田舎の町を舞台に、淡々と物語は進んでいきます。


ライトノベルっぽい書き方じゃなければ一般の小説としても通用しそうなくらいです、恋愛物語としても、少年の成長物語としても読めると思います。十代後半の複雑な感覚を見事に描きっている良い作品です、1〜4巻で続刊中です。