1本目『ローレライ』

前も紹介した福井晴敏著『終戦のローレライ』を原作とする話題の映画です、公開4日目でしたが以外に空いてました、テレビで言われていた通り鑑賞に来ている年齢層は幅広い、左横は50歳くらいの男性、右横は高校生くらいの男性、もちろん女の人も多かったです。

内容は新兵器「ローレライ」の搭載されたドイツから譲渡された戦利潜水艦「伊507」は、絹見少佐を艦長として、軍令部第一課長浅倉大佐の命令で、日本の帝都「東京」に落ちる3つ目の原爆を防ぐ為にテニアン島方面に進出する。途中敵駆逐艦と交戦、新兵器「ローレライ」の威力はいかんなく発揮されるが、「ローレライ」を搭載するN式に乗船した折笠一曹はそこで一人の少女に出会う・・・

こんなところでしょうか。原作が長い分大きく端折ってあるので、少し説明不足な感じ、消化不良な感じはしました。戦闘もガンガン打ち合ってガンガンぶっ壊れて、みたいな感じではないので迫力不足に感じる人もあるかもしれませんが、爆雷が投下された後の静けさと爆発の轟音は潜水艦戦闘の緊張感が出ていた気がします。艦船はすべてCGなので好みは分かれると思いますが。

キャストは豪華、もう言うまでもない感じですが。役所広司から柳葉敏郎妻夫木聡等、ただただ豪華です。役所広司の艦長姿はなかなかさまになってました、他にうろたえる軍令部幕僚も結構よかった、ただあのあたりの歴史が好きな私なのでいろいろ本は読んでますがあの時の軍令部はあそこまで腰抜けではなかった気もしますが・・・。

日本はとかく戦争というと反戦かバリバリの戦意高揚ものみたいな感じが強いですが、今回は新機軸です。福井さんは「ターンAガンダム」の小説も書いていて、若い方なのでアニメっぽい雰囲気が強い、小難しい映画と思わず娯楽映画だと思って見に行ってください。

よく書いた・・・「ハウルの動く城」の感想は夜にします。