2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『馬上少年過ぐ』司馬遼太郎著 新潮社刊

司馬遼太郎の短編集になります、世に棲む日日の2巻がなかったのでこれを買ってきた次第です。「馬上少年過ぐ」というのは、戦国時代の奥羽の梟雄である伊達政宗の詠んだ詩の一説、この表題作には伊達政宗が時代から取り残され奥羽の梟雄に留まらざるえなか…

石取祭

昨日は久しぶりに天下の奇祭を見に行ったわけです、友人と2人で行ったわけですが、近況を報告したりしていろいろ充実した話ができた次第、恋の悩みにものってもらったというか聞いてもらったというか、そんな感じで。 やっぱこの祭りのお囃子を聴かないと夏…

帰省3日目

『夜のピクニック』恩田陸著 新潮社刊

世の中に今まで話さなかったことを何でも話してしまう場所があるとすれば、この小説で描かれる「歩行祭」のような行事であるのかもしれない。 異母兄弟である西脇融と甲田貴子の複雑な思いの交錯と、その友人たちの高校3年間のそれぞれの思いを、歩行祭とい…

帰省2日目

『世に棲む日日1』司馬遼太郎著 文芸春秋刊

出生の地「伊勢長島」に帰ってきたわけです、かつてはISDNというありえない環境だった我が家のネット環境も今では立派な光ケーブル、いや時代は進みましたね。久しぶりに川辺を散歩したり、昔からあるスーパー行ってみたりして、変わってるような変わっ…

またまた早朝起床

また早く起きてしまった、早く起きてしまうのは寝る体力がないからだ、と言う話もありましたが、早くも老化してしまったか俺の体、と暗澹してくる。そんなこんなで今日は帰省、寮では和敬合宿が出陣のようで同行もよしかと考えたが、直前に参加できるかもわ…

起きてしまう日常

早朝散歩

今日も早朝に起きて、いや起きてしまって毎日新聞を買いにいく。いいかげんに購読しろよ、と言われそうだが足を運んで買っているから読むような気もするのでしばらくこうする、金はかかるけど。 おっちゃんやおばちゃんは歩いたり走ったりしているが若い奴は…

今日も5時起き

祝『半分の月がのぼる空』ドラマ化!

私が前々から個人的にかつ身勝手に一押ししている橋本紡氏の出世作『半分の月がのぼる空』がドラマ化されるらしいです、なんとなんと嬉しい限り、ただ原作を知らない人からストーリーの概略だけ読んで「なんだセカチューと一緒じゃん」とか言われたらいやだ…

軌跡交わる<日雇い労働>

朝7時に川崎に集結せよ、ということで登録制アルバイトに向かう、川崎駅から近いのかと思えばバスできっちり臨海部まで飛ばされる。作業は荷車のブレーキの取替で、力仕事でない上に休みが多かったので結構楽だった。 日雇い労働は様々な人がいて面白い、今…

油だらけ傷だらけ

『時をかける少女』筒井康隆著 角川書店刊

表題作「時をかける少女」他2作品収録、どの作品も筒井康隆の初期SF作品のようである。少し古風な台詞回しに慣れてしまえば気軽に楽しむことのできるSF作品であるといえよう。手の込んだ作品が多い今の作品群と比べるとどうしても物足りなさや陳腐さを…

日雇い労働者

というわけで、今日は日雇い労働です、なんかそういうと人夫みたいに聞こえますが単なる登録制アルバイト、川崎まで行きます。 しかし集合が川崎7時とバリ早いので、あーめんどくせえと叫びながら出立しようと思う次第です。帰りに書店で『真夜中のピクニッ…

北寮ソフトボール大会

『最後の将軍―徳川慶喜―』

三百余年の長きに渡りある国家を統治し続けた君主の家の最後の統領が、これほど行動的でこれほど雄弁であることがるだろうか、その気の遠くなる長い年月により極限まで醸成された「将軍」としての地位に酔いながら悲嘆にくれるのではなく、彼は日本の未来も…

戦利品―パスポートとコンタクトレンズ―