2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『出口のない海』横山秀夫著 講談社刊

特攻兵器「回天」― 「天を回す」という名の如く、戦況の挽回の為、太平洋戦争末期に考案された海中の特攻兵器である。爆薬を抱え、鉄の筒に乗り込んで敵艦に体当たりする、その作戦が如何に凄絶なものであったか、それはどれだけ想像しても、現実に体験した…

マスメディア論に泣かされる

故郷への様々なカタチ

田舎から帰ってきてホームページを巡回する、小説家の橋本紡氏ホームページで「虎尾山再生」なるものを目にする。どうやら氏の著作である「半分の月がのぼる空」で舞台になった「砲台山」なるものの正式名称が「虎尾山」らしいのだ。さる人物が地元の虎尾山…

梅雨は未だ続く―

『草原の記』司馬遼太郎著 新潮社刊

就職報告もかねて帰郷してきたわけです、そしてすばやく上京、試験もありますしね。試験をこなしてもゼミのこともあってなんだか忙しい日々になりそうです、少しは休ませてほしい。田舎で多少栄養っていうか英気を養うことができたのが幸いです。 そんな田舎…

帰郷して上京

とりあえず捨てよう―

とりあえず部屋の掃除をすることにした、試験も近いし就職活動も一応ケリがついたので、とりあえずゴミを部屋からただひたすら運び出す。ゴミとはいっても自分では必要と判断したもので、というか自分は「ゴミ」と断定できないもの、つまり「ゴミかなーでも…

ビホアーアフター

『秒速5センチメートル』新海誠監督作品

「新海誠」という人物をどれだけの人が知っているか、「ポスト宮崎」と呼ばれもするアニメ映画界の俊英であり、2年程前に「雲のむこう約束の場所」で初監督としてデビューを飾り、元々はゲームのムービーを作る仕事をしながら家に帰った後に1人でデジタル…

映像に奪われる一瞬

探し本を発見す

大学の帰りいつも通り目白駅前の書店による、4年間でかなりの投資をこの本屋にしていると思う、スタンプカードとかあったらかなり溜まっているはずだ。というわけで、今日も小説を物色する、予定としては司馬遼太郎の『峠』を買おうかと思っていた。しかし…

ふとした出会い―

素敵なことはなくひたひた現実

素敵なことはないか―と叫びたくなる夏がやってきつつあります。なさそうです、なさそうだ、無念ナリ、落ち込んでても仕方がないんですが。昨今も読書読書と本に読んで読まれてなんとやらという感じなので、味もそっけもない生活です。溜まるのは読み終えた本…

『覇王の家(下)』司馬遼太郎著 新潮社刊

ずいぶんとちぐはぐとした、ツギハギだらけの物語だな、という印象でありました。ただそれは、「徳川家康に関する歴史小説」という観点でこの作品を見ればのことでありますし、そういう作品ではないことは読み進めていくうちにおぼろげながらわかった次第で…

和泉校舎球技大会始末記

昨日は午後から和泉校舎へと向かう、政経ゼミ協の後輩が主催している球技大会を手伝う為だ、差し入れにアイスのピノを買ったが既に誰かが既に買ってきていた、本部席にピノが散乱することになった。 天気はあまり良くないものの試合は至極順調に進んでいた、…

来たれ非通知着信―

だから水谷建設は関係ないって―

どうやら地元の方で水谷建設に捜査が入ったようです、前にも補助金の不正授受やらあったんで懲りない会社だなあの会社、と思っていたわけですが、見事全国クラスのニュースをまたかましてくれたわけです。 全国の水谷姓の皆様に謝罪しろ― ちなみに表題にもあ…

親族が逮捕された!?

ハレた空と球技大会準備―

朝から和泉校舎へ出陣したわけで、暑い中をテントやら何やら、階段を登ったり下りたりえっちらおっちら準備をしたわけです、あれから1年かと思うと長いなという感慨と、あついよおい、というなんともいえぬ憤怒を抱えつつ準備を進めたわけです。後輩に男が…

『覇王の家(上)』司馬遼太郎著 新潮社刊

連絡が来ないといくら健康診断を受けたといっても苛立ちは募るわけで、落ちたんじゃないのといやなことを言われると思わず激怒してしまいそうになる自分の狭量さを恥じながら、日々生活しているわけです。焦っても仕方ない、仕方ない、と読書を繰り返す日々…

苛立ちつのって―

『白い巨塔(4)(5)』読了

健康診断を受けてから一向に電話なく、まさか血尿がとか、不治の病がとか、政治的圧力がとかわけのわからん不安にかられて仕方がないわけですが、例年健康診断を受けて落ちた人は皆無だそうで、さすがに金払って結構診断受けさせといて落としわせんだろうと…

不安と所在ナキ日々―

「正」と「英」の違い

別に堅苦しいわけじゃないんですが、昨日スーパーモーニング朝見てたら「金英男」が「金正男」になってて、写真も違ってたわけですよ、あのディズニーランドに来た時の写真がでかでかと画面を埋めました。思わず笑いこけて、大学でもサークルの連中にしゃべ…

ミサイルが降り雨が降り―

『白い巨塔(1)』山崎豊子著 新潮社刊

時事通信社より健康診断の連絡あり、まだ内定ではないですが大分近くなってきたので気合入れていきます― 『沈まぬ太陽』に続いて山崎豊子の出世作『白い巨塔』を読むわけですが、2作品に類似点が多くていろいろ対比しながら読むと結構面白かったです。スト…

闇は晴れるか―

至誠の人―恩地元―

午前中についに5巻を読み終わり全巻読破と相成ったわけです、久しぶりにすごい作品に出会ったな、と思っている次第、山崎豊子作品また何かまとめ買いしようと思います。次は何にしようか、「白い巨塔」ですかね。とりあえず最後の巻のストーリを― 日本航空…

『沈まぬ太陽(4)』山崎豊子著 新潮社刊

相変わらず時事通信社からの結果を待つ日々です、既にもう終わっているのか、首の皮一枚で繋がっているのか、さっぱりわかりませんが、とりあえず待ってみます。人事尽くして天命を待つ、それだけのこと。 そんなこんなで一気に4巻まで読んでしまったわけで…

待つ日々―